2019.11.05

歯のことが出てくる本(3)

古事記の応神天皇の条に嬢子(おとめ)を褒める歌があります。

お嬢さん お嬢さん

貴方は小盾(手に持てる小振りな縦長の盾)のようにほっそりした後ろ姿ですね。

歯はまるで椎の実のようにかわいいね。

宴会で歌う唄でしょうか? 古事記はおおらかで、私は好きです。この歌からは天平美人のようなふくよかな女性は想像できません。若い時の工藤静香さんのようで、犬歯がチャームポイントだったはずです。

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2019.10.14

歯のことが出てくる本(2)古事記

市辺忍歯王

履中天皇の皇子で人望も厚かったようですが、後の雄略天皇に狩りの途中で謀られて、殺されてしまいます。

正式な埋葬ではなかった為、息子達が苦労して遺体を見つけたようです。

その際、歯が三又に分かれていたので、王と見分けがついたとあります。この方は押歯王とも呼ばれています。

図のように、八重歯だったので下から見たら三つに枝分かれしているように見えたのでしょう。

良くも悪くもエネルギッシュな雄略天皇とは違う、優雅な容貌が想像できます。

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2019.09.08

歯のことが出てくる本(1)村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス

世間が、少なくとも村上春樹さんが歯医者をどう見ているのかが分かる、取り上げ方がされています。
物語の鍵を握る重要な人物。五反田君。彼は爽やかで、誰にでも好印象を与える俳優さんで、何をやっても様になります。どれくらい様になるかと言うと、歯医者を演じれば誰よりも歯医者らしく見えるということです。
少し羨ましいような、一方、そういうイメージは儚いものだと思うような、微妙な読後感でした。

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2019.08.11

子猫の歯が生えてきました。

子猫がうちにやって来て4か月になりました。保護された母猫が育児放棄して、他の猫の乳で育ったと聞いています。性格のいい子であまり人見知りもしません。子猫のままでいてくれたらと思ってもどんどん大きくなります。歯も生えてきました。不器用に食べていたキャットフードも、噛む度にバリバリと音が聞こえてきます。やはり妻に懐いています。冬になって、こたつ替わりに布団の中に入ってくれたらと思っているのですが、今のままでは無理でしょう。

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2019.07.16

大和郡山考(1)

私は奈良県の大和郡山市で生まれました。父が銀行員であったため転勤が多く、住んでいたのは7〜8年しかありません。故郷ではあるのですが、懐かしいと思う気持ちが薄く、その分客観的に見てしまいます。もちろん悪い町ではありません。交通の便もJR、私鉄、高速で車と、いくつか手段を選べるので、一人住まいの母親の元には月に二回ほど様子を見に行きます。ただ、多感な小学生高学年から高校生までを過ごしていないので、ふと物足りなさを感じる時があります。何か気づいたことを書き留めれば、自分の立ち位置も変わるだろうと考え、思ったままを書いていこうと思います。

奈良に美味いもの無し。よく聞いた言葉です。

大仏など、黙っていても観光客が来る。その為粗悪な食べ物を出しても、もう二度と来ない客だから構わないということだったと思います。しかしいつからでしょう。奈良町などが雑誌に載るようになり、西宮にはかなわないでしょうが美味しい所もできて来ました。大和郡山にもこれならという店がいくつかあります。

ここは野菜が美味しいカフェです。 大和野菜のランチというのがおすすめです。公的な補助が出ている施設と聞きましたが、そのせいでしょうか。550円はびっくりです。付け合わせや他のメニューは学校の給食のような雰囲気もありますが、この野菜だけは別物です。これだけでもわざわざ行く価値はあると思います。

柳町商店街の中にあります。
料理の見た目はなんですが

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2019.07.09

待合室の本(2)へたも絵のうち

明治、大正、昭和と活躍され、「画壇の仙人」と呼ばれた熊谷守一さんの自叙伝です。私は知り合いの方に教えていただいて知ったのですが、ユニークな色使いに思わず微笑んでしまいました。初期の作品も力強く、引き込まれるのですが、晩年のものは無駄を省いた抽象画のようで、かといってしっかりと隅々まで神経が配られていて不思議な感じがします。

ご本人は淡々と書いていますが、そこここに他の人にはない特異な才能を感じます。腕時計に興味を持ち、時計職人並みに分解修理に精通したことや、楽器を演奏するだけでなく、何年も数学的に和音の響きの研究をしたことなど、絵から受けた印象と全く違っていて驚きました。

ただ飄々としながら、心の葛藤、闇についても書いておられます。貧乏の最中、子供を病気で失った時でも、どうしても絵が描けなかった。周囲からいくら言われても、書く気が起きなかったと言われています。はたから見れば随分と歯がゆいことだと思いますが、芸術というものの残酷さはその辺にあるのでしょうか。プリンスやマイケルジャクソンといった才能のある人たちが、半ば自死のような形で亡くなったことを考えてしまいました。

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2019.06.08

待合室の本(2)激変!日本古代史

著者はルポライター。故郷の遺跡保存委員会に選ばれたのがきっかけで、古代史にのめり込むようになったそうです。たくさんの本を読んでいるうちに訳がわからなくなってきた、というのは非常に共感できます。古事記と日本書紀だけではいかようにも解釈できるので、原点に戻ろうと考えたそうです。奈良の纏向遺跡、吉野ヶ里、伊勢神宮。各地の発掘に携わった人達に話を聞いています。そして著者が影響を受けたという大山誠一さんの仮説を多く紹介しています。この方の著作は私も読んだことがあるます。聖徳太子はいなかったなど、先鋭的な仮説を立てられていて、その為か、私の好きな直木孝次郎さんなど本流の学会からは批判も受けているようです。

専門家ではないのでかえって読みやすく、それでいて古代史のいろいろな謎に迫っていて面白かったです。

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2019.06.03

徳島への道(1)

徳島への道は少し遠いです。それは心理的な面も含めてです。私は舞子からバスに乗るのですが、友人に言わすと、待合室が寂しいので時間がかかっても三宮から乗るといいます。空港や新幹線の駅では、これから行く場所への期待が高まる雰囲気があります。舞子のバス停にはそれが無く、代わりにそこはかとない寂寥感が漂っています。バスに乗ってしまえばそんなことはなく、1時間と少しの快適な時間です。徳島駅から大学までは、バスに乗り替える必要があるのですが、私は出来るだけ鉄道を利用します。しかしこれは私の大学時代からなのですが、列車の本数がなく3,40分待つこともしばしばです。今回も途中の分岐駅までの列車はあったのでそれに乗り、後は30分ほど歩きました。

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2019.05.21

待合室の本(1)ZINE

ZINE(MAGAZINE からこう呼ぶそうです)をご存知でしょうか?自分で作る方も多いですが、印刷してきっちり製本したものもあります。同人誌と思ってもらってもいいと思いますが、より広く発信されているようです。私はアナログに直したWebページと感じました。この関西のイングリッシュティールームを紹介したZINEは簡単なもので、おそらく印刷してホッチキスで止めた自作品だと思います。雑誌と比べると情報量は少ないのですが、読みやすく丁度いいボリュームではあります。私の行ったことがある場所がいくつかあったので、すぐに買いました。

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2019.04.24

歯磨き作って億万長者

以前に購入して読んでいなかったものです。歯磨き粉の成分を調べ始めたので、内容に興味が出てきました。ただ歯磨き粉を題材にはしていますが、株主とは何かとか、ものの値段はどうやって決まるのかとかを分かりやすく説明した児童書というのが、本書の本質のようです。1971年の出版ですが、人気があるらしく、原題(The Toothpaste Millionaire)で検索すると、かなりの数がヒットします。ただ私には読み進めるのに努力が要りました。訳文であるせい?わかりません。そう言えば「チーズはどこへ消えた」も読み終えるのに苦労した覚えがあります。多分私にはこういうビジネスの話を理解するのが苦手なようです。ただ、小麦粉とコーンスターチと重曹で歯磨き粉を手づくりするというのは面白く、どんな味になるのか想像が膨らみます。

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