2018.01.02

不思議なアトリエ

ずっと前から気になっていた建物があります。阪神の打出の付近を歩いていてふと思い出し、そこへ向かいました。鉄の柵を多用した建築で、昭和初期のものかと私には感じられます。改めて見ると、その柵が装飾なのか、何かを逃がさないための実用のものなのかがよく分かりません。中庭があり、例えば猿などをそこに飼おうとすれば、ぴったりくるような空間です。ぼんやりと建物を眺めていたら、持ち主の方がちょうど鍵を開けてはいられるところだったので、思い切って声をかけてみました。そうするとここは元々アトリエで、現在は物置として使っていると教えていただきました。中庭には鯉を飼っていたので、柵には鳥よけの意味もあったそうです。入口の上に掛かっていた額を見ると、アトリエ 天王寺谷とありました。向かいのお家の表札に天王寺谷とあったので、そちらが持ち主の方なのでしょうか。あとから検索をすると天王寺谷省三という画家がおられたそうです。もしかするとここがアトリエだったのかも。そうすると不思議な雰囲気も納得がゆきます。