2018.11.14

患者さんとの何気ない会話で気づく

右上の奥歯が痛むという治療でした。外から見てもレントゲンでも何も問題がなかった歯なのですが、銀歯を外すと大きなむし歯がでてきました。神経ギリギリのところでセメント系の詰め物をして、症状を抑えることができたのは、患者さんがいいタイミングで来てくださったからだと思います。ひとつは再発を防ぐ為、またもうひとつ左の関節の異音が気になっていたので、痛んだ歯とかみあっている銀歯を調整していました。反対側の歯ですが、関係しているのかもしれないと考えたのです。そんな時に患者さんが言われるには、何年か前に自転車で転倒し、左の顎を強打したことがある。そしてその後、すごくガクガクしたが二、三か月で少しマシになり、今に至っているそうです。左の上下の歯は治療がされてないためノーマークだったのですが、よくよく見ると、下の歯の舌側の溝に薄っすらと古いプラスチックがありました。これを取り除くと、口の開け閉め時の雑音はすっかり消えました。煮詰まっていた私には、天の声です。問診だけでなく、何気ない会話が大事だと痛感した次第です。少し肩の力を抜いていく方が良いのか?難しい話です。趣味のDIYをしながら考えています。

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2018.10.24

金属アレルギーについて

徳島大学に金属アレルギーについて詳しく研究されている方がいます。いろいろと参考になる話を聞きましたが、その内の一つです。私は金属の土台に関しては、その上をプラスチックやセラミックで覆うのだからそのまま残しても問題ないだろうと考えていたのですが、そうではないということです。当初はいいのだが、やがて症状が再発してくるそうです。金属イオンは非常に小さく、また溶質しやすいため、どんなに上のものを精密につくっても簡単に出て行くのでしょう。これからは認識を改めないといけません。

帰りに近くの駅まで歩こうとしたら、学生時代からある建物が残っているのにびっくりしました。当時からレトロな感じでしたが、改めて調べてみると大正時代の建築だそうです。しかも徳大生の下宿だったこともあるそうです。こうしてみると、気づかずに過ごしていたことが多く再発見もまた楽しみです。

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2018.09.30

どうして親知らずは生えてこないのか?

徳島大学の解剖学の教授と話をする機会がありました。彼の専門は、歯の根がどう作られて成長するかということです。歯が生えてくる為には、根が正確な形に作られて長く伸びる必要があります。話が親知らずに及んだ時、現代人は親知らずは退化して来ているという言い方はおかしいという話になりました。 進化には、何千、何万世代と交代することが必要で、たかだか十世代ぐらいで遺伝子が変化するはずがないと彼はいうのです。確かに頷ける話です。それでは、どうして親知らずが生えてこないのでしょうか? 彼は続けます。それは廃用ではないかと。歯が生えてくる、つまり根が形成されるためにはスペースが必要で、堅い物を食べ、それに対応する為に骨の長さが増してこないといけない。だが現代ではその必要がないので、遺伝的に決まっているのではないのだが、成長の過程での刺激がないから結果的に生えてこないのだと。非常に良く分かる、また歯列(歯の並び、アーチ)が出来るのに何が関係しているのか?と示唆に富んだ話でした。

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2018.09.13

ゴリラは肩が凝るのか?

ゴリラの肩は何故あんなに筋肉隆々なのか?それは彼等が真っ直ぐ立って歩かないからです。非常に古い本ですが、面白いイラストがあります。これはゴリラと人間の頭を支える為に肩にかかる力の大きさを表しています。ゴリラは眼の上の骨の出っ張りから肩にかけて大きな筋肉を必要とします。そのため脳が圧迫され、あんな大きな体なのに人間の3分の1の大きさしかありません。では人間はどうやってこんな重い(ボウリングのボールぐらい)頭を支えているのか?きっとバランスなのでしょうね。首の断面図を見てもそんなに太い筋肉はありませんもの。毎日毎日よく頑張ってくれていると思います。

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2018.09.04

大学で研修

この春から母校の徳島大学歯学部に研修に行くことにしました。今更何ができるの?と言われるでしょうが、少しずつやりたいことを見つけようと思っています。所属する講座は、睡眠時無呼吸症候群につながる、夜間のくいしばりを起こす、噛み合わせの研究に実績があるところです。海外からの研究生も多く、英会話の練習にもなるでしょう。もちろん学生時代に楽しんだ、徳島の懐かしの味も訪ねようと思っています。

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2018.09.04

休診のお知らせ

4日は台風のため休診といたします。

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2018.08.18

顎を鍛える

フレッチャーイズムというのがあります。どんな食べ物も飲み込むまでに三十回噛めば健康になれるという考えで、19世紀末にホーレスフレッチャーが提唱しました。彼はまた、良い気分で空腹感を感じた時に食べるべきだと言っています。ダイエットにも効果があるという事で、私も実践しようとするのですがこれは大変です。一回の食事にかなりの時間がかかるのです。逆に言えば、これを楽にできるならしっかりした噛み方ができるという事が言えます。一度試して下さい。自分の口の状態のいいテストになると思います。

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2018.08.12

お盆休み

8月16日まで休診です。猛暑の折、体調にはお気をつけ下さい。

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2018.06.27

神経を抜くか残すか、その境界線

歯は石のように中まで硬いのではなく、複雑な構造を持っています。赤と青の動静脈が神経と共に骨の中から内部の空洞に入り込んでいます。この空洞がいわゆる神経と言われる部分で、虫歯などでダメージを受けると1番下の部分から血管ごと全部取り切らなければなりません。どうしてこのような組織があるかと言うと、新陳代謝のためです。これらの血管から出た滲出液が、縞模様に見える象牙質のチューブを通って、表面のエナメル質までいろいろな成分を運びます。これによって歯の物質は常に入れ替わっていて、弾力性を保ちます。またこの多層構造は衝撃から歯を守るのに役立っています。歯のエナメル質にひびが入っている方を良く見かけますが、少し柔らかい象牙質が下から支えることでそれ以上広がるのを防いでいます。ですから神経を取ると、後々歯は割れやすくなるのです。痛みが出てしまった神経を残すことは非常に難しいことです。特に、何もしなくても夜にズキズキと痛むようなら残せる確率は低くなります。私は最近、何人かそんな歯を持つ方を診ております。大人の方の虫歯の場合はひびが入るなど、他の歯の影響を受けることが多いので、先ずはその原因をなくして、平行して内部の悪い部分の除去、鎮静作用の薬剤の塗布と進めていきます。現在は痛みがやわらいでいる方が多くほっとしております。

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2018.04.24

身体に良い食事

いろいろなところで、体に良いと取り上げられる食べ物があります。ただそれを自分の食生活に組み込むとどうでしょうか?そういう食品は、毎日無理なく食べれなかったら嫌になると思います。そして長期間食べ続けなければ、効果を実感するには至りません。
私の場合、うまくハマることができたのは朝食の食物繊維です。麦をそのまま押し潰したようなシリアルや、オートミールを食べます。味はお薦めするものではありません。砂糖やハチミツ、レーズンを入れて食べているので、案外カロリーもある気がします。しかしこういう朝ごはんにしてから、お腹をこわすことがなくなりました。健康に食事をしているのだという思い込みもあるかもしれませんが、私の胃腸にはマッチしているようです。
ただ困っているのは、時々訪れる「甘いチョコレートが食べたい!」「塩辛いポテチのようなジャンク物が欲しい」などのブレーキが壊れる瞬間です。ダラダラしたい時に多く、心が休まるならばと食べてしまって後悔することの繰り返しです。これの帳じりを合わせるために日頃は節制しているのか?それとも、そのストレスから無駄食いに走るのか?途中から良くわからなくなっています。

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