2016.10.16

デンタルフロスには効果がない?

アメリカ政府が、白書の中で、デンタルフロスが虫歯や歯周病を防ぐという科学的根拠はないと発表しました。日本の歯科医学界はどう対応していくのでしょうか。私はその発表に半分はうなずけます。歯と歯と間の虫歯は、歯に入ったひびから始まることが多く、ひびの中の細菌に対しては、フロスは無力なのです。歯にかかる無理な力を制御することが重要で、それは歯周病にも言えることです。しかし、歯の間に残る食べ物は、時間が経つと口臭の大きな原因になります。それを取り除く有効な方法はやはりフロスです。ですから今使われている方は、やめる必要はありません。

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2016.09.14

9月14日今日作った入れ歯

上の前歯、5本連続したブリッジが取れてしまった患者さんです。歯が途中で折れています。この方は奥歯の噛み合わせが不安定なので、同じものを入れるのは難しいでしょう。一週間、取れたブリッジを入れてもらって、入れ歯を作りました。技工士さんが作るものより弱いのですが、工程がシンプルなので非常に正確です。今はカーボンファイバーなどの補強材があるので、なんとか乗り切れるでしょう。これを使いながら、奥の噛み合わせを改善して行きます。

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2016.09.03

S.O.A.P.

これはカルテの記入方の一つです、歯が沁みるとか、入れ歯が噛みにくいと言った患者さんが言った言葉(主観 subject)

歯ぐきに炎症があるとか、顎の動きがおかしいとかの私が観察できる事(客観 object)

そしてその二つからわかる事(分析とか推論 assessment)

それに基づいて、これからどう治療を進めるのか考える(計画 plan)

この四つの頭文字を取って、SOAPです。これにより、雑然としていたカルテがすっきりとしてきました。考え方もまとまり、プランBの治療を思いつくのがやさしくなったと感じています。基礎は大事だと痛感しました。

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2016.08.31

残暑

暑さも少し峠を越えたのでしようか。高齢の方の通院を心配しています。最近迷ったケースがありました。前歯が欠けて来られたのですが、奥の歯で噛むところが無く、前歯に負担がかかっている様です。当然入れ歯を入れた方がいいのですが、まだ40そこそこの男性ですので、入れ歯に抵抗があるのではと考えました。まだ血液検査や血圧などには異常はないとの事なのですが、これから10年20年と考えると、必ず影響が出てくるでしょう。無理にお勧めした方がいいのかいまでも迷っています。2016

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2016.08.09

お盆休みのお知らせ

8月10日から17日まで休診となります。暑い日が続きますが、体調を崩さないようにお気をつけ下さい。

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2016.08.02

訪問診療

訪問診療の勉強会に行ってきました。施設にたくさん行っている方の話は中々深刻です。上の図のような胃ろうをした後、口の中の状態が悪化した例。また、認知症が始まり、入れ歯を口から出そうとする動きがでてきたなどの話がでました。話をした先生はこれから歯の残った高齢者が増えてくる、インプラントをした人の問題もでてくるだろうと話していました。2016

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2016.06.22

命のスプーン

最期まで自分の口で物を食べれるように頑張っておられる方がいます。私達歯科医は、少しでもそのお手伝いをと考えております。

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2016.03.16

良く噛める入れ歯の条件

青い矢印をみてください。上の歯としっかり噛んでいるのがわかるでしょうか。それに比べて左の黄色の矢印の先がすき間が空いています。ここは後で、下の歯を高くして噛むようにしました。結果として、歯の先端を結ぶ線は赤い線のようにゆるいカーブを描きます。これは顎の関節が口を開ける時に、前下方に動く為、入れ歯と顎の運動をマッチさせるために非常に重要な事なのです。

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2016.02.24

顎関節症を楽にするマウスピース

実はどうしてマウスピースが効くのか良く分かっていません。僅かに噛み合わせの高さを変えると、力が入りにくくなっていいのだと言います。しかしそれなら、運動選手が使用するのは、意味がない事になります。私はこう考えています。上の写真を見て下さい。弾力があるのが、わかるでしょうか。これを利用しています。下の図のように、高い銀歯があっても、弾力によってその影響を小さくできます。症状を和らげている間に調整が進めば、入れている時間も少なくなります。私はマウスピースは一時的に使うものだと考えています。強い鎮痛薬を使うより、ずっと身体に優しいでしょう。

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2016.02.20

トップバリューの歯ブラシ

安売りをしていたので、まとめ買いをしました。サイズ、硬さもまちまちに選びました。ヘッドは小さく握る部分も細めです。毛先が細く、歯と歯ぐきのすき間に入り込ませるバス法という磨き方にはいいでしょう。硬めのタイプは、研磨剤の入った歯を白くするとうたったペーストで、横にゴシゴシやると危険です。耐久性に関してはこれからです。初期にでた毛先の細いものは直ぐにダメになりましたが、最近のものはそういうことはありません。かなり材質や形状の研究が進んできています。

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